「チョコレートゲーム」 [本]
恥ずかしながら、書店のレジ横でこの“2人”の著作物が並べられており
最近、手に取った次第。
第39回日本推理作家協会賞(1985)を受賞したこの作品。
およそ20年前のものだが、まったく古さを感じない。後から知り驚いた。
失礼ながら最新作であり最終作の「クラインの壺」(1989)の方が古臭さを感じてしまった。
(※「クラインの壺」はSF色が強く、連絡手段に電話を使うのだが携帯電話が普及していない
時代背景ならではの出来事も多く含まれている為そう感じたのだろう。
1989年に読んでいたら古さは感じなかったかもしれない。)
私は推理小説はあまり得意ではない(中盤から集中力が持たない)のだが、
「チョコレートゲーム」は、映画を観ているような、時間の流れが同調した感覚
になり、“読まされている”といった苦痛を感じなかった。
279ページという短さがそれを助長したのだろうが、一つ一つの謎(キー)が明瞭で
それに立ち向かう登場人物の行動も合点がいく。
難航不落の容疑者もいなければ無駄な複線も張っていない。
何よりも最後の最後、3回は聞き直さないと永遠に分らないであろうトリックで
「めでたしめでたし…」、なんて終り方をしない所が嬉しかったのだ。
長編の推理小説で面白いと感じたものが少なかったので、嬉しくて岡嶋二人の作品
を現在物色中。
※京極夏彦の作品を批判している訳ではありません。大好きな作家です。
しかし、文庫化してもあの重さ、、あれは凶器です。
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この作品は、どう言ったらいいのかなぁ。んーー・・・、正統派。そう、 まさに正統派って感じかな。無理矢理、物語を複雑にしようとせず、 発生した殺人事件をいかに解決するか、というのが本当に丁寧に、 描かれている。













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